まず、糖尿病と日本酒という関係の誤解を解きたいと思います。
糖尿病という病気は、血液中の糖分をエネルギーに分解するインスリンというホルモンが不足するために血液中に糖分が増えてしまう病気です。
糖尿病には日本酒の糖分が良くないとか、カロリーが高いから、などという人もいますが、日本酒と糖尿病には直接的な関係はありません。飲酒によって摂取するカロリー量は、飲んだお酒に含まれるアルコールの量に比例します。
近年、糖尿病には、糖質の管理が重要であるといわれています。糖質に関して、日本酒とワインを比較してみると、日本酒1合に含まれる糖質が7gであるのに対して、ワイン1杯には20.4g含まれています。
このようにみれば、糖尿病に日本酒が特に影響するということは、誤解であることがわかります。
糖尿病の予防には、1日に取る食べ物の総摂取カロリーの抑制と適度な運動が、なによりも必要なのです。それらに注意して、おいしく日本酒を楽しんで下さい。
(一部抜粋)
岡部正 医学博士
日本内科学会評議員
日本糖尿病学会認定指導医
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