長野県伊那産の自然栽培米カミアカリ。香港で精米し日本料理店に提供している無肥料・無農薬米だそうです。生産から販売まで一貫して手掛けるWakka Japan様とご縁があってお酒にさせて頂ける事になりました。玄米のおいしさに感銘を受けた社長が"ほぼ玄米"の醸造を決断した(んだろうなぁ。)
・株式会社Wakka Japan様:http://tawaraya-rice.jp
注
“ほぼ玄米”と書いてるのは、精米歩合99%だから。
精米しないと清酒を名乗れないそうで。
"ほぼ玄米"を扱うのは初めての星野さん。サポートしてくれてる岡住さんも初めてだそう。
もう全然違いすぎるらしく、ずっと不安→仮説→実証の繰り返し。
岡住さんいて良かったですね星野さん笑
今回は、洗米から製麴までの様子を捉えた。
当たり前のように濁らない研ぎ汁でひとしきり笑い、
研究資料として(あとでもう一回笑うためではない)写真を撮る星野さん。
吸水してくれるか分からないけど、種麹屋や味噌屋の助言もあって意外と普通に吸ってくれた。
蒸してなおサラッサラの”ほぼ玄米”に大笑い。もうずっと笑ってる。
ただ、不安もあるらしい。というか、吐き気がするほど不安らしい。
笑うのは最初だけ、あとは考える人の顔。
https://youtu.be/WIbngCoGvXM
星野さんによると、
玄米ほど栄養リッチ=酵母が急増=アルコール度数が急上昇=コメの旨みがまだ溶けていない=ペラッペラな薄い酒になる=(土田の)酒にならない、ってことらしい。
これをどう攻略するかっていう戦いに退路がない。
でも、楽しそうな顔してるんだよなぁ。
全然分からないと言いながらも仮説を立てて製麴する。
仮説より吸水したことで、湿度をキープするための包み方を変えた。
やっぱり相談できる人がいるのは心強い。
(手前:星野さん 奥:岡住さん)
手触り・香り・味をみんなが集まって記憶する。こういう時の奴らは人が変わったように夢中になる。
星野さんって変態とか言われることもあるけど、超まっすぐだと思う。『おれが一番普通』はスベってるけど。
尖ったことしたいっていう印象はなくて、好きな酒への追求が超まっすぐ。
素人の舌にも『土田味』と勝手に呼ぶ雰囲気があって、他社の酒とランダムに利いても何故か分かっちゃう。
これだけ褒めれば十分だろう。
とりあえず、飲みたい!どこで買えるんですかね社長?
まさか香港なんて言わないですよね笑