土田酒造の土田祐士です。
今回は、
土田 麹九割九分
というお酒について、解説をいたします。
日本酒で大事な材料は、米か? それとも水か?
という議論がよくされますが、
私たちは、「麹です!」といつも答えております。
麹次第で日本酒の可能性は無限に広がる!
そんな世界観を味わうことができるお酒です。
日本酒の仕込みは、通常は20%が麹で、80%を白米で仕込みます。
このお酒は、99%麹だけで仕込んだお酒となっています。
(100%麹で仕込むと、日本酒の規格から外れるため、99%にしています)
※お酒の解説をする、オンラインでの説明会を検討中です!
[味わい]
・ほんとに日本酒なの?、というインパクトは相変わらずある
・パイナップルや、グレープフルーツのような香りが増した
・甘みと爽やかさが増えて、飲みやすくなった
昨年のお酒もパイナップルの香りあったのですが、
今年は、もっとパイナップルやグレープフルーツの香りがあります。
糖蜜のような複雑な甘さがあります。
砂糖を舐めるような、単純な甘さではなくて複雑な味わいです。
そして、後味がキレイです。
これは、麹を造る時間を3時間短くしたのが要因です。
「甘さ+軽やかさ+複雑性」があるお酒です。
味は、ソムリエ会のトップの方も認めたお酒です。
イギリスのマスターオブワインの称号をお持ちの、サラ・アボットさん。
蔵においで、利き酒していただきまして、
「麹のアロマが爆発する。甘みと酸味のパワーを感じ、心地の良い渋みを感じる。
刺激のある口当たりがいい。
この好奇心と、チャレンジ精神がとても素晴らしく、そしてすごいこだわりだ。
日本酒は麹が大事だと聞いたが、このお酒でそれがわかった。
麹を主張するために、世界に発信すべきお酒だ。」
と、とても高評価でした!
いい意味で、マイルドになった。
逆に、雑多な方がいいのでは?それがたまらない。という嗜好品の世界。
私たちとしても、味わいの感想を聞きたいので、
ぜひご感想をください!
[製造のポイント]
今年はさらにパワーアップ!
・生酛になった
・麹を造る時間が、さらに3時間短く、33時間で造った
・仕込方法を1部テスト(添→踊→踊→仲1→踊り→仲2→踊→留1→踊→留2)
しかも酒米ではなくて、群馬の食べるお米です。
麹次第では、酒米を使わなくても味わいをだせる。
というチャレンジをしております。
「これだけ変わっていると、味わいが不安…」
という方は、去年のお酒を飲んで頂いた方々の感想が、
ツイッターに上がっておりますので、ご覧ください。
↓
https://ux.nu/Gvrsx
[合う料理]
中華料理・ベトナム料理・スペイン料理など、
エスニック料理。
和食だったら、すき焼きなどの濃いめの料理。
たこ焼きや、お好み焼きの甘じょっぱいソースとの相性は抜群です!
[買えるお店リスト]
現在制作中
[主な成分について]
・種類 :生酛 純米
・原料米 :群馬県産 飯米
・精米歩合:70%
・種麹菌 :焼酎用黄麹菌
・麹歩合 :99%
・酵母菌 :協会901号
・仕込み水:武尊連峰伏流水(関東名水百選)
・アルコール度数:15%(原酒)
・グルコース:5.8
・日本酒度:−33
・酸度 :3.5
・アミノ酸:3.9
・粕歩合 :36%
・火入れ :1回(常温保管可能)
・保管方法:常温流通可能
※麹の酵素が強いため、澱が出ますが、健康上の問題はございません。
※記載されている材料のみ使用。
乳酸や酵素剤や水加工剤など、表示義務が必要ない添加物は、不使用です。